NEXTブログをご覧の皆様、
NEXTシステムズのITサービス事業部サービス開発チームの田中です。
今回からは「心理学」をテーマとして、
心理学の歴史、派生分野(教育心理学、認知心理学、社会心理学など)、
そして日常生活と心理学という流れに沿って、3〜5回に渡ってお届けしていきたいと思います。
心理学とは?
心理学を簡単にいうと「心と行動」を科学的な手法で研究する学問です。
英語ではpsychology(サイコロジー)といい、サイコ→心、ロジー→学問、研究、科学、と訳します。
アメリカの心理学会では「心と行動の研究→心理学」と定義されています。
心理学の成り立ち
心理学のルーツは古代ギリシャの「哲学」と言われており、
「心」の概念は哲学者達の中で考察の対象となっていました。
当時の様々な哲学者達が、それぞれの考え方、思考で「心」を探究していました。
(プラトンの3分説、アリストテレスのペリ・プシュケーなど)
※哲学でいう心は魂や生命、霊的なものだったそうです。
時は流れて、19世紀のドイツ。ライプツィヒ大学の哲学教授であるヴィルヘルム・ヴントが、
世界初の「心理学実験室」を開設。
それまでの哲学的探究ではなく、科学的な方法で「心」を研究する「心理学」として
学問が成立したと言われています。
あとがき
ルーツを辿っていくと哲学に行きつくようですね。
長くなってしまうので割愛しましたが、哲学から心理学の成立までに色々(イギリス経験論哲学や精神物理学など)
と歴史があるため、ご興味のある方は参考文献をお薦めします。
次回は「心理学の父」と呼ばれたヴント教授が、どのような手法で心理学を研究していたかをご説明します。
それでは皆様、ご覧いただきありがとうございました。
参考文献
・人と社会の本質を掴む心理学 内藤誼人(著)
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2786-9
・心理学 新版 (New Liberal Arts Selection)無藤隆 (著), 森敏昭 (著), 遠藤由美 (著)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28916345.html