皆さんこんにちは。インフラチーム橋本です。
「ローカルブレイクアウトって言葉は聞くけど、話を聞くと難しくてよく分からない・・・」
と悩んでいませんか?
正直、私自身も正しく理解できておりません。
今回はローカルブレイクアウトについて一緒に勉強してみましょう!!
お話する内容は以下の3つです。
・ローカルブレイクアウトとは何か?
・ローカルブレイクアウトのメリット、デメリット
・ローカルブレイクアウトのデメリットへの施策
ローカルブレイクアウトとは何か?
クラウドサービスの通信をインターネットに直接送り出す機能です。
特定のクラウドサービス向けの通信について、
データセンター(以下、DC)などに設置されたインターネットとの接点を使わず、
各拠点から直接インターネットを介して利用しているクラウドサービスに
接続するネットワーク構成です。
一般的に、企業内ネットワークは一旦DCに設置されたプロキシサーバを
介して外に出ていく構成となっています。
昨今、クラウド業務アプリケーションやWeb会議サービスの利用が
さらに一般化したことで、通信がDCの回線やネットワーク機器に
通信が集中し、速度の低下や障害の発生を引き起こしています。
ローカルブレイクアウトのメリット、デメリット
(メリット)
各拠点からの通信がDC側に集中しなくなるため、DC側のネットワーク機器の
負荷を軽減し、また利用帯域を減らすことが可能です。
これにより、安定したネットワークを利用しながら、業務効率の向上と
帯域コストの削減とを両立することが見込めます。
(デメリット)
インターネットへの通信が各拠点から行われるため、各拠点で適切に
セキュリティポリシーを適用しないとセキュリティリスクが上がります。
ローカルブレイクアウトのデメリットへの施策
クラウドサービスを快適に使用できる環境を整えた上で、大切な会社の情報は
しっかり守らなければなりません。
セキュリティの要点は以下の①~④となります。
①ユーザー認証
②アクセス制御
③エンドポイントセキュリティ
④ログ監視
上記のような項目にて、対策が必要になってくると言われています。
接続元も、接続先も信頼されたものとして安全な通信を行う必要があるようです。
さて、今回は「ローカルブレイクアウトとは」という内容でお話させて頂きました。
クラウドサービスの利用は今後も増加すると見込まれており、企業内ネットワークの
通信はますます増大していくと考えられます。
これからもエンドユーザー様の安全性、快適さを提供できるよう広い視野を持って、
インフラ作りに携わっていきたいです。
参考文献
【#35 ネスペ直前対策】ローカルブレイクアウト
https://www.youtube.com/watch?v=23n8SNOZtxI&t=306s
意外と知らない?ITトレンド用語
LBO(Local Break Out:ローカルブレイクアウト)とは
https://www.ntt.com/bizon/glossary/e-l/lbo.html
トラフィック急増への決定打
ローカルブレイクアウト
https://www.nttpc.co.jp/technology/sdwan_breakout.html
ゼロトラストセキュリティ導入記
~今なすべきセキュリティ対策のコツ~
https://www.allied-telesis.co.jp/magazine/zerotrust/003/