NEXTブログをご覧の皆様、NEXTシステムズのITサービス事業部サービス開発チームの田中です。
前回「西洋哲学史入門①」はいかがでしたでしょうか。
まだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、以下リンクからご覧ください。
西洋哲学史入門①
前回は哲学の始まり、古代ギリシャ時代の最古の哲学者と言われた「タレス」を紹介しました。
今回はその「タレス」の弟子にあたる「アナクマシンドロス」を解説します。
ミレトス学派
アナクマシンドロスの解説の前に、ミレトス学派を解説しておきます。
当時の哲学者が唱える説・研究対象などによって、さまざまな学派が存在しました。
ミレトス学派もその一つで、主に「自然哲学」と呼ばれるものでした。
ミレトス学派は先述の「タレス」、今回解説する「アナクマシンドロス」、
そして「アナクシメネス」の3人の総称でした。
「自然哲学」と呼ばれるように、万物の根源は「自然に存在するもの」という視点で考察されていました。
アナクマシンドロス
タレスが唱えた「万物の根源は水である」という説では、「火」などは説明がつかないということで、
アナクマシンドロスは「万物の根源はアペイロン(無限)である」としました。
水や火、光と闇、生と死のように世界に存在するすべては合反する、無限が存在する原理原則ということと唱えました。
この説は後に、哲学者「プラトン」が論じた「イデア」に通じたとも言われています。
※イデア =>現実とは別の世界(イデア)にある完全世界のこと
参照URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E8%AB%96
参考文献:https://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/magazine/kiyo/pdf/77/77-08.pdf
あとがき
西洋哲学を歴史と哲学者からご紹介していくシリーズですが、今回で最後となります。
上図のように哲学者、学派は多いので、興味のある方は参考文献などご覧になって頂ければと思います。
ご覧いただきありがとうございました!!
[参考文献]
西洋哲学史 古代から中世へ (岩波新書 新赤版) 著者:熊野 純彦
https://honto.jp/netstore/pd-book_02668799.html
哲学入門 (ちくま新書) 著者:戸田山 和久
https://honto.jp/ebook/pd-series_B-MBJ-20008-120826986-001-001.html
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